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Canadiann Canoe 製作工程

~目次~

1 構想  
2 設計  
3 型作り 
4 ストリップ貼り 
5 FRP加工 
6 シート等の取り付け  
補足: クロス・マット・樹脂の販売店

1 構想      ~人を集めましょ~

①.どんな艇を作りたいのか(目的・工夫・デザインなど)、また製作進行の予定、責任者などなど、製作に関わる人達で話し合う。

②.構想に合った特徴を持つ艇の型を探す(本にチャートとして載っているものを使ったり、既にある型を再利用したり、もしくは実際にある艇の型を何らかの方法で写す。一から型を考えていくのも面白い)。

 

2 設計    ~この段階で全てが決まる!~

チャートを元に型を製図していく。このとき型板と背骨をどう組み立てるかをよく考えながら設計する。

この段階でシートやスウォートなどのデザインを始めても良いが、FRP処理が終わって、その時点での船の状態を見ながらでも良い。 キノコ型でなくても別に構いません。
 手を加えるほどリスキーです。自分
 で好きな型を選んで下さい

3 型作り     ~丁寧にいこう!~

①.型紙から合板にカーボン紙を使って型を写す。型番、中心線といった情報を表裏に書く。

               

②.型番を切り出す。大体の形を切り出してから、ジグソーやディスクグラインダーを使って整形する。ストリップを貼る時にはみ出したボンドによって型と船が接着されてしまうのを防ぐため、型板の縁の部分をクラフトテープで覆う。

    ③.背骨を組み立てる。中心線を忘れずに!

                     

④.型全体を組み立てる。角材を使って型板をしっかり固定する。このとき中心からずれたり、型板が斜めにならないように注意!

⑤.ステムを作る。蒸気を当てて柔らかくした34枚のストリップ材を前後のステム型に沿うように曲げて固定する。1日ほど経って乾燥したら各々をボンドで接着し(型に接着するのではない)、再び型に固定して固まるのを待つ。

 ☆ ステム(Stem) :
 ストリップ材の先端部が合わさる部分
 を補強するための材。バウ・スターン部
 の"背骨”みたいなもの。

 ⑥. ボンドが固まったらステムを取り外し、ディスクグラインダーで角を落として、ストリップを貼りやすい角度にする。 

        

4 ストリップ貼り    ~ゆっくりでも隙間はあけるな!~

①.各型の位置を固定するため、最初にキールライン(船の一番底にくる中心のライン)をストリップ材で仮に固定しておく。その後、0番型のSheer Line に合わせて水平に貼り、各型板に沿うように、ガンタッカー、仮釘で固定する。同じ要領で船底の方に向かって、左右均等に貼り上げていく。ストリップ間はボンドでしっかりと接着するが、後のヤスリがけの作業を楽にするために、余分なボンドは固く絞った布で拭き取った方がよいかもしれない。ストリップ間に隙間ができる場合はカンナで角を落とし、ぴたっと合うように加工してから貼る。

※この作業は左右均等に進めないとバランスが崩れるので注意!

②.フットボールラインまで張り上げてくると、それ以上ストリップを貼るのがきびしくなる。そこまで来たらフットボールラインの内側から、中心に沿ってストリップを貼っていき、船底を閉じる。                        

 ③.底が仕上がったらひっくり返して、先端のふちの部分を貼っていく。

          

5 FRP加工  ~素早く、かつ丁寧な作業が要求されるアクロバティックな作業~

①.外側の表面を整える:本体から全てのタッカー針・仮釘を抜き、グラインダーやサンダーを用いて表面を滑らかにする。ボンドがはみ出している部分はカッター等で削り取ってからの方がきれいに早くできる。ボンドはグラインダーの目詰まりを起こし、刃がもったいない。隙間や陥没部はパテなどで埋める(パテは見た目が汚い、FRPと相性が良くない、と評判が悪く検討が必要である。ボンドとグラインダー屑の混合した物で埋めるという手もある)。


ガラスクロスを船全体を覆うように裁断する少し大きめに取ると安心。必要に応じて一重、二重にする部分を考え、バウ・スターンなど、特に耐久性が必要な部分にはマットを入れる。
フットボールラインもストリップに
負担のかかる部分なのでクロス
2重貼りくらいにしておきたい

③.FRP処理を行う:樹脂を塗る人、垂らす人、クロスを敷いていく人(この人はFRPで手を汚さないように注意!)の最低3人(慣れている人たちでも3人以上必要)いれば作業できるが、人手が多いに越したことは無い。樹脂に少しでも水が入ると硬化しなくなるので、天候や使う道具、またパテが乾いているか注意する。

④.船をひっくり返して型を抜く:1~2日程待って外側のFRPが乾いたら型から外せるようになる。型板は再利用できるのでなるべく型板は壊さないように型を外す(大抵、型の先端部を解体すれば外せる)。

⑤.内側の表面を整える:外側と同様にグラインダーやサンダーをかけるが削りすぎには注意。特にフットボールラインの辺りが薄くなり易いので慎重に作業する。邪魔になりそうなら外側の余分なFRPをカットしておく。

⑥.内側のFRP処理:船を傾けた状態で固定し、外側と同じ要領で片側ずつ作業する。

※ 船の名前をこのときに入れるので、
この段階までには名前を決めておきましょう!

6 シート等の取り付け    ~夢は膨らむ~

①.ガンネル、シート、スウォート、持ち手などを作る(シート、スウォートなどはガンネルを取り付けてからでも構わないので順番は適当に)。船の格好のよさ、使い勝手はここで決まるので、よく話し合って作るといい。楽しい☆

②.ガンネルを取り付ける際に邪魔になるので、Sheer Lineの上にある余分な部分を大まかにカットしておく。

③.内側・外側のガンネルをSheer Lineに沿って固定する。ガンネルからはみ出した部分をのこぎり、グラインダーなどで取り除き、サンダーなどで表面を整え、ニス塗る場合はこの段階で塗る。

④.シート・スウォートなどの位置を決める。シートの位置については諸説あるので、文献で調べたり、乗ってみたり、人の好みを聞いたり、以前の船を見たりして決める。乗り心地がかなり変わるので慎重に。

   ⑤.スウォート、持ち手、シートの順で内側のガンネルにボルトで取り付ける。


完成!!

補足: クロス・マット・樹脂の販売店

・ジョイフルエーケー(札幌)

住所:北区屯田85

Tell0011-775-7777

スチレン  ―――― 20kg(一斗缶) 、9500円
               4kg(一斗缶) 、3980円
硬化剤   ―――― 500ml      、2650円
              100ml      、598円
☆クロスマットのm売りはしてくれるか不明。要確認。
クロス   ―――― 1m×1m     、450円/枚
マット   ―――― 1m×1m     、400円/枚

・石戸屋商店(小樽)

住所:

      Tell:0134-25-3620

スチレン  ―――― 20kg(一斗缶) 、  ?円
硬化剤   ―――― 500ml      、  ?円
               100ml     、  ?円
☆クロスはm売りしてくれる。2・3日前の注文が必要。普通の販売店ではなく、卸売りしている店なので気を使うこと。
クロス   ―――― 1m幅      、 330円/枚
マット   ―――― ?        、   ?円

ジョイフルエーケーは、まだ利用したことがないので、チェックした価格についてしか分からない。ただ、FRP関連以外にも何でも揃っている(ホーマック以上)ので利用価値あり。石戸屋商店はクロスが安く、m売りしてくれる。FRP専門の卸・製造屋さんなのでいろいろ質問できる、気がする。ただ、遠い。


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